衝撃の後に
ドラマチックな人生など、望んでいなかったのに
とてつもない衝撃は突然やって来るのだとあの時知った。
息子が自ら命を絶ってしまったのだ。
多少の波風はあったものの、平凡だった私の人生は大きく覆された。
それまでの日常は消え去り、未来も軌道修正を余儀なくされた。
当初混乱のさなか、私は何を考えどう行動していたのか、今でも
朧げな記憶しか残っていない。
あれからニ年余りの間に私の身に起こった出来事を振り返ってみても
衝撃と呼ぶに値することは何一つなかった。
当然のことではあるが、息子の自死と照らし合わせてみれば
どれも皆「取るに足りない」ことに思える。
一生涯「取るに足りない」毎日で良かったものを。
しかし今あるのは、息子が亡くなり、私が生きているという事実。
突きつけられた現実に私は困惑する。
何事も無かったかのような顔をして世の中を渡って行けというのか。
自責の念を抱えつつ侘しく年老いて行けというのか。
課された運命の過酷さに私の心は疲弊している。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。