an-angel-3486-miyuのブログ

23歳の一人息子を自死で亡くし、独り遺された母が胸の内を綴ります。

色に関する考察

どういう訳か


息子が旅立ってからしばらくの間


黒い色の洋服が着られませんでした。


不思議なくらい嫌悪感を感じてしまう。


それで


明るい色の洋服を


特に暖色系の洋服を着ていました。



ほどなくして


息子が亡くなって三か月が過ぎた頃から


自死遺族の分かち合いに参加するようになったのですが


喪に服する身としては


明るい色の洋服は不謹慎に思えて


それもまた苦痛だったことを覚えています。



それにしても、なぜ


嫌悪感を抱く程の感情を、色に対して持ってしまったのでしょうか。



きっと、息子が自ら命を絶つという


信じられないような衝撃的な出来事を前にして


思考、感情、感じ方、あらゆる感覚が歪んで


極端にアンバランスになっていた証だったのかもしれません。



今は


息子がいた頃のような感覚には戻れる筈もありませんが


黒い色の洋服も好きですし


色に対する偏見?はなくなりました。