色に関する考察
どういう訳か
息子が旅立ってからしばらくの間
黒い色の洋服が着られませんでした。
不思議なくらい嫌悪感を感じてしまう。
それで
明るい色の洋服を
特に暖色系の洋服を着ていました。
ほどなくして
息子が亡くなって三か月が過ぎた頃から
自死遺族の分かち合いに参加するようになったのですが
喪に服する身としては
明るい色の洋服は不謹慎に思えて
それもまた苦痛だったことを覚えています。
それにしても、なぜ
嫌悪感を抱く程の感情を、色に対して持ってしまったのでしょうか。
きっと、息子が自ら命を絶つという
信じられないような衝撃的な出来事を前にして
思考、感情、感じ方、あらゆる感覚が歪んで
極端にアンバランスになっていた証だったのかもしれません。
今は
息子がいた頃のような感覚には戻れる筈もありませんが
黒い色の洋服も好きですし
色に対する偏見?はなくなりました。
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